~ みんなで協力しながら 蕎麦打ちにチャレンジ‼ ~
令和6年1月16日(火)、今年度、第2回目となる「雄勝地区 男の介護教室」を雄勝公民館で開催いたしました。
今回は前回のアンケートに「蕎麦打ちをしてみたい」というお声があったことから、蕎麦打ち体験を内容に取り入れての実施となりました。
当日、受付開始のだいぶ前から、続々と会場に集まり始める雄勝のお父さん方。
時間前なのにほぼみなさん揃ったので早速受付を開始。受付後、市民福祉課の山口保健師さんと地域包括支援センターの中村さんがみなさんの血圧測定を行いながら、当日の体調などの確認。自分の血圧が気になるのか、何回も測ってもらっているお父さんもおりました。
開会時刻となり、本会雄勝支所 千葉支所長 からの開会あいさつの後、今回、南三陸から「雄勝地区 男の介護教室」を視察に来て下さった、「ふらっと南三陸」の髙橋さんと「リンデンバアムの森」の梶原さんをみなさんにご紹介。
地域の方々の繋がりはもちろんですが、「男の介護教室」をとおして支援者同志の繋がりが生まれるのは大変嬉しく、今後もその繋がりを大切にしていきたいと思います。
お二人のご紹介の後、早速、第2回 雄勝地区 男の介護教室が始まりました。
毎日の食事の栄養等をなかなか気に掛けることの少ないお父さん方。そんなお父さん方に栄養の大切さを知っていただこうと、まず初めに山口保健師さんより「栄養についてのお話」をしていただきました。
お話の冒頭、まずは自分が「肥満気味」なのか「やせ気味」なのか把握するために、自分のBMIをそれぞれ計算。
「自分、身長いくらだっけ?」「体重は…」などのお声が聞こえておりましたが、みなさん、スタッフに手伝っていただきながら、BMIをチェックできました。
自分のBMIがチェックできたところで、山口保健師さんより、栄養を効率よくとるための食事のポイントや適度な食べ物の目安量などを教えていただきました。
健康であることの大切さをこれまでも「男の介護教室」で学んできたお父さん方、熱心に耳を傾けて聞いておりました。
栄養についての知識を深められたところで、みなさん楽しみにしていた蕎麦打ち体験の開始となりました。
蕎麦打ち体験の講師には「手打ちそば てらっぱだけ」の熊谷先生、そして熊谷先生を通じ、「宮城手打ちそば研究会」の大内先生、増田先生にもお越しいただきました。
今回、講師依頼のため熊谷先生のもとへ伺い、お話をさせていただいたところ、「これも地域貢献のひとつだから」と快くお受けいただき、男の介護教室での蕎麦打ち体験を実施することができました。
蕎麦打ち体験会場の調理室にみなさんで移動した後、熊谷先生より「難しいところもありますが、まずは楽しみながら体験しましょう」とご挨拶をいただきました。
蕎麦打ち体験が始まり、2人1組になって、まずはそば粉と水を混ぜる作業。
これがなかなか難しく、先生の手元を見ながらの作業でも思うようには行かず。それでも2人で協力しながら、みなさん頑張っておりました。
蕎麦粉と水が適度に混ざったら、次はこねる作業。皆さん悪戦苦闘しながらも「美味しくなるように」と思いを込めてこねておりました。
ようやくこねあがり、「もう終わりが~」との声も聞こえておりましたが、まだ次の作業が待っておりました。次は生地を伸ばす作業。まずは生地を丸くして、さらに伸ばします。
丸く伸ばしたら、今度は四角く伸ばします。
お父さん方も慣れない作業で「疲れた~」と言いながらも、顔は満面の笑み。残すは蕎麦を切る作業です。
太い麺、細い麺、長い麺、短い麺、それぞれ切った方の性格が出ているような、同じものが二つと無いお蕎麦が出来上がりました。
今回は会場の都合から、みなさんでお蕎麦を茹でて食べることはせず、自分で作った蕎麦をお持ち帰りいただくことといたしました。後日聞いた話、みなさんお家にお蕎麦を持って帰って家族から大変喜ばれたとのことでした。
蕎麦打ち体験も無事に終了し、最後に参加されたお父さん方、講師の先生方、スタッフ全員で恒例の記念撮影。
みんなが、同じ時間・同じ空間で、協力しながらひとつのことを行って、自然と笑顔があふれている、そんな「雄勝地区 男の介護教室」。
この笑顔あふれる空間がさらに雄勝に根付いて、そしてこの輪がさらに地域のなかに広がっていってくれればと思います。
上記に掲載できなかった当日の様子については下記からご覧いただけます
蕎麦打ち体験(蕎麦粉と水を混ぜる作業)
蕎麦打ち体験(こねる作業)
蕎麦打ち体験(伸ばす作業)
蕎麦打ち体験(蕎麦を切る作業)