サロン 水浜 楽笑唄(らくしょうかい)におじゃましてきました【雄勝支所】

【手から手へと繋がるあたたかさ

 

サロンが行われている、水浜のIさん宅の倉庫の一角。毎回、外まで賑やかな笑い声が聴こえてきそうなくらいお元気な楽笑唄のみなさん。「みんなでビーズのアクセサリーを作るんだ」とお聞きしおじゃましてきました。

 

 

 

初めはお静かに集中しながらアクセサリーを作っていたはずが、誰かがちょっと冗談を言った途端、あっと言う間に笑い声が広がり、賑やかに大笑い。それも楽笑唄の良いところ。

 

本題のアクセサリー作りの様子はというと、ホタテの耳つりの作業など長年されてきた手先の器用なお母さま方。初めは細かい作業に慣れずに悪戦苦闘しつつも、慣れてしまえば作業が早い、早い。

 

 

今回作ったアクセサリーは家族やお友達、みなさんそれぞれの大切な人、さらには地区の女性の方々や敬老の日を迎えた方々、サークル活動でお世話になった方々へと幅広くプレゼントされるとのことで、個性豊かなアクセサリーばっかりでしたが、「誰かに喜んでもらいたい」そんな思いがどれにもしっかりと込められていました。

 

 

そんなアクセサリーを作るみなさんの手。大きかったり、小さかったり、丸かったり。でも、どの手もしわがたくさん刻まれている手。そんなみなさんの手のしわを見ているうちに、そのひとつひとつのしわが、子どもさんやだんなさん、家族や友人、みなさんそれぞれの大切な人のためにずっと一生懸命頑張ってこられた証のように感じられ、その月日の長さを感じました。

 

 

ふと、とあるお嫁さん世代の方からこんな話を聞いたのをその時思い出しました。「おばあさんから漬物や煮物の仕方やレシピを教えられて、そのまま作るけど、なぜかあの美味しさが出せない。」そんな味も、大切な人のことを想い、その人のために長年頑張って、その証がしわとなって刻まれている手だからこそ成せる技なんでしょうね。

 

私も小さい頃、ばあちゃんのしわくちゃの手で頭を撫でられていると、すごく安心できていつの間にかすやすやと寝ていたのを思い出します。楽笑唄のみなさんの手は周りの誰かを幸せな気持ちにさせて、安心を与える魔法の手かもしれませんね。